東友会役員の紹介「八十路を越えても」

 「八十路を越えても」のタイトルで、東友会を支える80歳以上で元気に活躍する東友会のみなさんを順次、紹介していきます。

第8回 協議会理事(練馬) 実相普及副委員長 東條明子さん

東條明子さん

 1935(昭和10)年、東京生まれ。東京大空襲の直後、母と妹弟4人で広島へ疎開し、爆心地から4キロメートルの祇園国民学校で被爆しました。教室の窓ガラスを清掃しながら空を見たとき、B29から何か落ちたと思った瞬間、周囲に閃光。轟音と爆風でガラスが割れ、崩れ落ちた壁や天井に埋れました。なんとか家に帰り着くも瓦礫の山。皮膚が垂れ下がり、ガラスの破片が刺さった人びとが次つぎと倒れていて、大混乱だったそうです。
 戦後、結婚して長女を出産したとき、出血が止まらず、手術や治療が1年ほど続き、50歳代までは貧血もよく起こりました。現在は腰痛のため手押し車が欠かせない生活です。
 被爆証言をおこなうようになったきっかけは、浄土真宗の僧侶として「釈尊の言葉」を伝えるとき、自らの被爆体験を語ったのが始まりだそうです。
 2015年にはNPT再検討会議の被爆者代表団の一員として訪米。各地で被爆証言をおこない、核廃絶と不戦を訴え、感銘を与えました。これからもお元気でご活躍いただきたいものです。(綿平敬三)