東友会役員の紹介「八十路を越えても」

 「八十路を越えても」のタイトルで、東友会を支える80歳以上で元気に活躍する東友会のみなさんを順次、紹介していきます。

第4回 法人理事 実相普及委員長 奥田豊治さん

奥田豊治さん

 昭和5年、山口県下関市生まれ。中学4年のとき陸軍予科士官学校の第一次試験に合格。8月9日未明、第二次試験のため広島に着きました。荒れ果てた市の様子に呆然。軍中央部に行くが、すぐ帰れといわれて引き返す途中、シャツの焼けただれた少年を見ました。実は皮膚の垂れ下がった状態だったのです。いたるところに死体の山また山。すさまじい死臭の中で現在の通称「原爆ドーム」の無残な姿を見ました。
 昭和28年、仕事のため上京。その後、仕事で長崎へ行ったとき、被爆者の孫の世代である高校生が核廃絶運動をしている姿に心動かされ、被爆者運動に関心を持ち、東友会の存在を知りました。地元、江戸川親江会の会長になって5年。江戸川公園の被爆モニュメントでの追悼式、会報の製作と配布、平和コンサートなどに取り組み、東友会の実相普及委員長として国立市の語り部の会の普及などに尽力しています。
 趣味はクラシック音楽の鑑賞。とくにショパンとチャイコフスキーがお好きだとか。今年87歳にはとても見えない若々しい風貌です。(梅岡功)