東友会の「なんでも相談会」が好評 地区の会が休会中の地域でも

 東友会が相談事業委員会を中心にすすめている「地区なんでも相談会」が、2017年3月から4月にかけて、都内4カ所で開かれています。
 この相談会は、東友会と地区の会が共催し、東友会が連絡できる被爆者と被爆二世全員にお知らせを送り、地区の会の役員と「おりづるの子」(東京被爆二世の会)の役員も参加しています。

江戸川・江東

 3月5日、江戸川区のタワーホール船堀で開かれた「なんでも相談会」には、江戸川区と江東区の被爆者・被爆二世など29人が参加しました。
 江戸川親江会の奥田豊治会長の開会の挨拶の後、東友会の村田未知子主任相談員がスライドを使いながら被爆者の原爆症認定制度や諸手当、介護手当と被爆二世の制度について説明しました。
 質疑応答では、「他県で脳腫瘍をガンマーナイフで治療しました。東京に転居してから、脳腫瘍の経過観察の医療費助成は認められたが、治療の後、体が思うように動かずしびれもあります。後遺症の助成を受けるには、別に診断書が必要と言われましたが、医師が診断書を書いてくれず困っています」との相談があり、二世医療費助成制度の問題点が明らかにされました。
 知り合いの被爆者に奨められて被爆者健康手帳が受けられるかどうか聞きたいという参加者もあり、「おりづるの子」の吉田みちお事務局長が参加し、被爆二世の参加者に入会をよびかけ、東友会相談事業委員会の村山季美枝委員長のまとめで閉会しました。
 この日は、江戸川親江会と江東・江友会の役員が、当日の準備や受付、司会などを東友会の相談事業委員とともに担当しました。
 参加者からは、「いままで『東友』の新聞などでみていたが、相談会を開いていただき勉強になった」「ユーモアたっぷりの講話。たいへんに参考になりました。有意義なひとときでした」などの感想がよせられました。

並べられた机に着席し説明を聞く参加者たち
被爆二世の医療費助成についての相談などが率直に出された江戸川での相談会
相談員に身振り手振りを交えながら相談する参加者
終了後も質問する参加者

北・板橋

 地区の会が休会になった北区と板橋区の被爆者と二世を対象に、赤羽会館で開かれた「なんでも相談会」には、23人が参加しました。
 相談事業委員とともに、相談会のために北区と板橋区で役員をしていた被爆者が知り合いに電話入れをしてお知らせしたり、当日の受付や準備にも協力しました。
 相談会を待っていた北区の被爆者が、病院の領収証を持参し「この医療費、被爆者手帳で無料になりますか」と質問したり、会が休会したため久々にあった被爆者が旧交を温めあう姿もありました。
 相談会は、相談事業委員会の村山委員長が開会挨拶をおこない、村田主任相談員が制度を説明。
 質疑応答では、被爆二世の制度や介護保険の施設についての質問がありました。
 この日は「おりづるの子」から平山雪野運営委員が参加し、被爆二世の制度を活用できた事例もふくめて発言し、共感を呼びました。
 まとめをした相談事業委員会の久保田朋子副委員長は、「講師が言ったように東友会の合い言葉は『善は急げ』でなく『デンワ・イソゲ』です。制度の全てを理解するのは難しいので、とにかく東友会に連絡を」と話しました。
 この日の感想には、「被爆者の介護の話は役立ちます。密度の高い時間でした」などの声がよせられ、参加者の1人が原爆症認定の基準にあることがわかり、申請の準備をはじめています。

スライドと手元の資料をみながら説明を聞く参加者たち
被爆者の会が休会中にもかかわらず誘い合って参加した北区での相談会
自席で立って発言する方と、聞いている参加者
質疑応答も交流も活発に