「年末だけでなくお見舞い訪問は必要」など
被爆者年末見舞い行動交流会 自由な意見を出し合う交流のひととき

 2016年12月11日に東京原水協から贈られた年末お見舞い金は、各地区でほぼ2016年中に各地区の被爆者の会役員と地区原水協役員の手によって被爆者のもとへ届けられました。
 2017年2月12日、大塚の東京労働会館地下会議室に、東友会各地区代表と東京原水協の各地区から合計26地区の50人が参加して反省を兼ねた交流会が開かれました。
 司会は東京原水協の関敬子さんと東友会の村田未知子さん。黙祷の後、東友会の大岩孝平代表理事が長く継続するお見舞い行動への謝意を込めて開会の挨拶。東京原水協事務局次長の市川順子さんがお見舞い金を集める実践行動についての報告をしました。
その後、東友会の村田未知子執行理事が各地区の年末お見舞いの様子をスライド上映し、東京原水協代表理事の橋本博さんが各地から報告されたお見舞い行動報告を概括しての感想を述べました。
 続いて国分寺・国分会、中野原水協、被爆者練馬の会、府中原水協から訪問活動の報告がありました。葛飾原水協、東村山原水協、豊島・豊友会、大田・大友会、東大和原水協、杉並光友会などからも報告が続きました。
 続いてお見舞い行動に関する意見交換会に入り、年末ではなく年度として何時でも見舞いに行けるようにしてはどうかといった斬新な提案や、被爆者地区の会の会費納入者や未納入者が混在する中でどういう基準で選べばよいかといった疑問、お見舞い対象者を選ぶ時期と実際の訪問日の間に対象者が死去するケースがあるなど、活発な意見がたくさん出され今後の検討課題とされました。
 最後に、96歳になる東京原水協顧問の都丸哲也さんが、双方の共同行動の重要性を訴え、行政を巻き込んだ運動を創るべきことを強調した閉会の挨拶をして、2016年度の交流会を締めくくりました。

並べられた長机に着席し報告を聞く参加者たち
活発な意見交換ができた

年末お見舞い行動の報告から 人として支え合うことの大切さを痛感

 2016年末、東京原水協の見舞金と東都生協組合員の編み物を届けるために都内34区市で234人の被爆者への訪問がおこなわれました。
 「東友」1月号に8地区の訪問報告を掲載しました。本号では、これ以外の区市の被爆者の会と原水協役員から寄せられた報告のなかから、特徴的なものを整理してお知らせします。

中野区

 92歳女性。歯肉がんのため歯をすべて抜かれ、息子が食事の世話をしている。通院はタクシーで可能。不動産会社からマンションの立ち退きを迫られ、訴訟中とのこと。

訪問先のお宅でお見舞い金を手渡す訪問者と受け取る方。
にこやかに懇談(中野)

杉並区

 89歳女性。親族や親戚がいっさいなく、完全な独り暮らし。多病。半年前に退院し療養している。被爆者の手当でぎりぎりの生活。

葛飾区

 91歳男性。足が弱り、杖歩行。軽い認知症のある88歳の妻との二人暮らしでヘルパーに頼る生活と。「健康体になりたい」との言葉に心を打たれた。

訪問先のお宅でお見舞い金を手渡す訪問者と受け取る方。
原水協からお見舞い品(葛飾)

八王子市

 88歳女性。有料老人ホーム入所中。車イスで移動。足のしびれ、便秘がひどく、眠れないと。外出はできない。毎年訪問しているが、年々、元気がなくっている。

立川市

 92歳女性。一軒家に家族と同居。明るい家庭との印象。週3回ディサービスに通っている。子どもと一緒に立川相互病院の集団健診を受診。

府中市

 5人の被爆者を2人で訪問した。全員が何らかの病気で通院し、介護保険も利用している人がほとんどだが、独り暮らしの人も家族の姿が見える話を聞いて安心できた。見舞金と編み物に皆さんから感謝の声があった。

西東京市

 78歳男性。ペースメーカー装着。糖尿病の注射が毎日必要だが、顔色や笑顔がよい。このためか介護保険が認定されないとのこと。市の担当を訪ねて交渉することにした。