被爆者相談所および法人事務所
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「訪問看護(かんご)」と「訪問介護(かいご)」 名前は似ているが別のサービス

 介護保険に関する相談で、介護サービスの「訪問看護(かんご)」と「訪問介護(かいご)」の違いがわからないというケースがときどきあります。とくに電話での相談の場合、「かんご」と「かいご」の発音の区別がつきにくかったりしますので、なおさらです。

訪問看護(かんご)とは

 介護保険のサービスのうち、医療系サービスに分類されているものです。主治医の指示等にもとづき、看護師など医療知識を持った専門家が居宅を訪問して、医療的ケアを含む看護をおこないます。リハビリテーションを含む場合は、理学療法士などが来てくれることもあります。

訪問介護(かいご)とは

 介護保険のサービスのうち、福祉系サービスに分類されるもので、「ホームヘルプ」とも呼ばれます。訪問介護員(ホームヘルパー)が居宅を訪問し、食事・排泄・入浴などの介助や、掃除、洗濯、買い物や調理などの生活支援をおこないます。訪問介護では、医療的ケアはおこないません。

「被爆者の制度」による助成

 「訪問看護(かんご)」は、「被爆者の制度」による助成があるので、被爆者手帳を見せれば原則的に無料になります。一方、「訪問介護(かいご)」(ホームヘルプ)は「被爆者の制度」による助成がないため、被爆者手帳を見せても無料にはなりません。ただし、低所得者向けに、介護サービス利用料の一般的な減免制度があります。