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都営交通無料パス 対象に「特別手当」受給者を追加

 2021年9月16日、東京都福祉保健局から東友会に連絡があり、10月1日から都営交通無料乗車券(無料パス)の対象を拡げることなどが明らかになりました。

おもな内容

 被爆者で都営交通無料パスの対象になる人は、これまで「東京都都営交通無料乗車券発行規程」によって、「健康管理手当」受給者と「認定被爆者」つまり「医療特別手当」受給者とされており、「特別手当」受給者は除かれていました。今回の改定で、「特別手当」受給者も無料パスの対象になります。

「都営交通無料パス」の改定

 「被爆者健康手帳」を持っているだけでは、都営交通無料パスは受けられません。次のいずれかの条件が求められます。

従来
  1. 「健康管理手当」を受けていること
  2. 「原爆症の認定証」を持っていること
改定後
  1. 「健康管理手当」を受けていること
  2. 「医療特別手当」を受けていること
  3. 「特別手当」を受けていること

改定のポイント

 従来は、『「原爆症の認定証」を持っている=「医療特別手当」を受けている』という解釈で、「特別手当」は除外されていましたが、「特別手当」も含めることになりました。

注意

 都営交通無料パスは、東京都の福祉政策のひとつとして実施されているもので、被爆者独自の制度ではありません。被爆者の制度についての東京都の窓口は福祉保健局ですが、無料パスは交通局が窓口になります。

 あわせて、従来は「医療特別手当」受給者が申請するときの確認書類として、厚生労働大臣が発行した「原爆症の認定書」が必要でしたが、改定後は「医療特別手当」の「手当証書」でもよいことになりました。東京都は、「医療特別手当」と「特別手当」を受けている被爆者全員に、このお知らせを郵送しました。

無料パスを受けられる被爆者の手当は?
手当名 従来 改定後
健康管理手当
医療特別手当
特別手当 不可
保健手当 不可 不可
上記の手当は「手当証書」が発行されています。
無料パスの申請には、被爆者健康手帳といっしょに「手当証書」が必要です。
「手当証書」について不明な方は、東友会にご相談ください。

経緯

 先般、厚生労働省から「特別手当」受給者も「医療特別手当」受給者と同じく、所得税の特別障害者控除の対象にするとの判断が出されたことから、東友会は東京都福祉保健局とともに、東京都交通局にたいし「特別手当」受給者も無料パスの対象にしてほしいと要請し、交通局も前向きに検討を重ね、今回の改定に至りました。
 被爆者への無料パスが最初に実現した当時を知る東友会役員はすべて亡くなりましたが、被爆したことを隠して孤立しがちな生活を送っている被爆者が、少しでも気軽に出かけやすいようにとの東京都の配慮もあって、無料パスの対象になった歴史的経過があります。

無料パスの申請

  1. 新規に無料パスを申請する場合は、区市町村役所の無料乗車券発行窓口でのみ申請を受け付けます。
    その際、被爆者健康手帳と、対象の手当の「手当証書」を持参し、申請のときに見せてください。原則として、その場で無料パスが発行されます。
  2. 都営交通の定期券売り場では、区市町村の窓口で発行された磁気式の無料パスをPASMOに切り替えることと、PASMO式の無料パスの更新ができます。

お問い合わせは、都営交通お客様センターまで。
電話 03-3816-5700

訂正と補足

掲載当初、都営交通の定期券売り場でも無料パスの新規申請ができるとしていましたが、上記の通り訂正・補足します。