被爆者相談所および法人事務所
〒113-0034 文京区湯島2-4-4平和と労働センター6階
電話 03-5842-5655 ファックス 03-5842-5653
相談電話受付時間
平日 午前10時~午後5時、土曜 午前10時~午後3時

被爆二世の制度(東京都の場合)
医療費助成制度を活用しましょう

 東京都内在住の被爆二世の平均年齢が58.9歳(2021年3月末現在)となり、最高齢者は2021年75歳になります。健康に不安を感じたり、病気を発症した被爆二世からの相談が急増しています。「制度を知らなかった」という人も多いため、改めて制度の紹介をします。

被爆二世の申請ができる人

 父母のいずれかが被爆者健康手帳を受けている人の実子が、都道府県(広島市・長崎市)に申請して認められると、被爆二世として登録され、二世の施策・制度を受けることができます。

被爆2世の施策が受けられる人
  • 広島で被爆し被爆者手帳の交付を受けた人の実子で、1946(昭和21)年6月1日以後に生まれた人
  • 長崎で被爆し被爆者手帳の交付を受けた人の実子で、1946(昭和21)年6月4日以降に生まれた人

 被爆者健康手帳を受けていた実父母がすでに死去している場合でも、生前に被爆者健康手帳を受けていれば被爆二世の申請ができます。被爆二世として認められると、東京都では「健康診断受診票」が発行されます。これが被爆二世の登録になります。

被爆二世の施策・制度

無料の健康診断

 東京都では、被爆者と同等の健康診断を年2回、無料で受けることができ、その内1回をがん検診に振り替えることができます。
 被爆二世の施策で全国共通なのは、年1回無料で一般健康診断を受けられることだけです。それ以外は、都道府県によって違いがあることに注意してください。

医療費助成

 東京都独自の被爆二世施策として、医療費助成制度があります。指定された病気にかかり、半年以上の治療が必要と見込まれるとき、その病気の医療保険の自己負担分が東京都から助成される制度です。
 申請して認められると、申請病名に対する「医療券」が発行され、これを医療機関の窓口で見せれば、対象病名の医療費が無料になります。ただし、入院時の食事代など医療保険外の費用は助成されません。申請した月の1日からの医療費しか助成されませんので、ご注意ください。

 申請手続きなどのお問い合わせは東友会までご連絡ください。

被爆二世の医療費助成の対象になる11種類の障害とおもな病名

造血機能障害
鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、血小板減少症、白血球減少症など
肝臓機能障害
アルコール性・ウイルス性を除く慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝など
細胞増殖機能障害
すべての部位の悪性新生物(がん、白血病など)
脳腫瘍だけは良性腫瘍でも認められる場合があります
内分泌腺機能障害
糖尿病、甲状腺機能低下症、甲状腺腫、甲状腺機能亢進症、脂質異常症など
脳血管障害
脳出血、くも膜下出血、脳硬塞など
循環器機能障害
高血圧症、高血圧性心疾患、狭心症、心筋硬塞、虚血性心疾患、心房細動など
腎臓機能障害
慢性腎炎、ネフローゼ、慢性腎不全、慢性糸球体腎炎など
水晶体混濁による視機能障害
先天性・糖尿病性を除く白内障のみ
呼吸器機能障害
肺気腫、間質性肺炎、肺線維症など
運動器機能障害
骨粗鬆症、変形性脊椎症、変形性関節症など
潰瘍による消化器機能障害
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎