被爆者相談所および法人事務所
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「装具」費用の払い戻し 2段階の手続きになります

 被爆者や被爆二世から、「装具」の費用に関する問い合わせがあります。
 「装具」とは、病気などで障害を負った身体の機能を補助して負担を軽減するための器具です。コルセットのような比較的簡単なものから、金属の支柱を使った下肢装具、義手・義足などがあります。
 原則的には、医師が処方し、医療保険(健康保険)が使える範囲内の装具は、「被爆者の制度」の助成対象になります。ただし、「装具」は患者個々人に合わせて業者が作りますから、病院の窓口で無料になるのではなく、いったん「装具」の費用を支払ったあとで払い戻しの請求をします。

「装具」費用の払い戻しは2段階

装具の費用(全額)

装具費用のうち、医療保険の保険者に申請して払い戻される部分
(保険による負担分)

装具費用のうち、被爆者や東京都の医療費助成を受けている被爆二世が東京都に申請して払い戻される部分
(自己負担分)

一般的には、払い戻しを受けられるのは保険による負担分だけですが、被爆者および東京都の医療費助成を受けている被爆二世は、自己負担分にも助成があるので、払い戻しを受けられます。

被爆者の場合

 被爆者手帳を見せれば医療費の自己負担分が「被爆者の制度」で助成されて無料になるのと同じ仕組みで、医師が治療上必要と認めた「装具」の費用も、保険の範囲内であれば助成対象になります。
 ただし、医療機関の窓口でいったん支払ったあと、払い戻し請求をします。

装具費用の払い戻し手続き

  1. 医療保険の保険者に払い戻し申請
  2. 保険者から払い戻しを受けた後、東京都に自己負担分の払い戻し申請

の、2段階の手続きが必要なことに注意してください。

医療保険の保険者に払い戻し申請

 保険者とは、保険証を発行しているところのことです。健康保険ならば社会保険事務所など、国民健康保険・後期高齢者医療ならば区市町村です。
 書類の形式は提出先の保険者によって異なりますが、その際、次の二つの書類を付けることになります。

  1. 装具を必要とする医師の意見書(診断書)
  2. 支払った費用の領収証

 この「意見書(診断書)」と「領収証」は、次に行う東京都への申請にも必要です。コピーを必ずとっておいてください。
 申請すると、医療保険の自己負担分を除いた分(費用の7割~9割)が、2~3カ月後に指定した口座に振り込まれます。

東京都に自己負担分の払い戻し申請

 保険者から払い戻しが振り込まれた後、次の書類をそろえて申請します。

東京都に出す書類
  • 一般疾病医療費支給申請書(被爆者用)
  • 「装具」を必要とする医師の意見書(診断書)のコピー
  • 支払った費用の領収証のコピー
  • 保険者が発行した「療養費支給決定通知書」の原本(コピーは無効。保険者からの振り込みに合わせて発行されるものです)
    申請後2~3カ月で、自己負担分の金額が東京都から指定の口座に振り込まれます。

被爆二世の場合

 都内在住の被爆二世で、東京都の医療費助成を受けている(医療券を持っている)人が対象です。
 医療費助成が認められている病名(医療券に記載)に関わる「装具」を医師の指示によって作成した場合に、保険が使える範囲の「装具」費用は払い戻しを受けることができます。
 手続きの基本的な流れは被爆者と同じです。まず保険分の申請を保険者におこない、つづいて自己負担分の申請を東京都に出します。
 東京都に出す書類のみ一部異なります。

東京都に出す書類
  • 医療費支給申請書 兼 口座振替依頼書(医療費助成を受けている被爆二世用)
  • 「装具」を必要とする医師の意見書(診断書)のコピー
  • 支払った費用の領収証のコピー
  • 保険者が発行した「療養費支給決定通知書」の原本(コピーは無効。保険者からの振り込みに合わせて発行されるものです)
    申請後2~3カ月で、自己負担分の金額が東京都から指定の口座に振り込まれます。

 東京都への申請書類は東友会にもあります。不明な点があれば、お気軽にご相談ください。