被爆者相談所および法人事務所
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被爆者・二世の健康診断(秋の定期健診)
「がん検診」を有効に活用しましょう

 2019年度の被爆者と被爆二世の秋(後期)の健康診断が11月から12月まで実施されます。東京都における健診内容は別項のとおりです。
 今回は、被爆二世に重点を置いて説明します。
 被爆二世の最高齢者は2019年に73歳になり、東京都の「健康診断受診票」を持つ二世の平均年齢は56.7歳です。
 がんや成人病を発病する人が増える年代であり、健康不安に関する被爆二世からの相談も年々増えています。

がん検診が無料のメリット

 現役で働いている被爆二世のなかには、会社の健康診断を受けているので必要ないという人もいますが、全国で被爆二世に無料のがん検診を実施しているのは、東京都と静岡県だけです。
 東京都内に住む被爆二世は、別項に示したがん検診を、年一回無料で受けられます。
 ただし、被爆二世の胃がん検診はX線検査のみで、胃カメラ(胃内視鏡)検査は選択できません。受けられるがん検診のうち、多発性骨髄腫検診は国の施策ですが、それ以外は東京都の独自施策です。

予約は早めに

 がん検診の検査項目には、事前に予約が必要なものがあります。いまから予定を立てて早めに受診することをお勧めします。
 健康診断を受けるのは、義務ではなく権利です。しかし、受診数が少ないと制度そのものの存続に影響しかねません。自身の健康管理の意味を含め、ぜひ積極的に活用してください。

 健康診断を無料で受けられる医療機関は、東京都から3月末に送られてきている「健康診断のしおり」に、被爆二世は「健康診断のお知らせ」に紹介されています。

被爆者・被爆二世の健康診断の検査項目

注:「一般検査」と「がん検査」の一部は、東京都の独自施策です。被爆者はすべての項目を受診できます。

一般検査
  1. 基本検査(問診、血液検査、CRP検査、尿定性検査、血圧測定)
  2. 胸部X線撮影検査:被爆者・被爆二世とも東京都独自の追加項目
  3. 心電図検査:被爆者・被爆二世とも東京都独自の追加項目
医師が必要と認めたとき追加で受けられる検査
  1. 肝機能検査
  2. ヘモグロビンA1c
  3. 血清総コレステロール定量検査:被爆二世は東京都独自の追加項目
がん検査:被爆二世は東京都独自の追加項目
  1. 胃がん検診
    (問診および胃部直接、または間接X線検査。被爆者は、X線検査に替えて胃カメラ検査を選択可。被爆二世は胃カメラ検査は選択不可。)
  2. 肺がん検診
    (問診および胸部直接X線検査。医師が認めたときは、喀痰細胞診)
  3. 多発性骨髄腫検診:被爆二世は受診できません
    (問診および血清蛋白分画検査)
  4. 大腸がん検診
    (問診および便潜血検査)
  5. 乳がん検診
    (女性のみ。問診および、視診および触診、乳房X線検査=マンモグラフィ)
  6. 子宮がん検診
    (女性のみ。問診、視診、内診および頸部細胞診検査。医師が認めたときは、体部細胞診検査およびコルポスコープ検査)