被爆者相談所および法人事務所
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国立原爆死没者追悼平和祈念館 原爆死没者の記録を永久保存

 被爆者の高齢化と死亡に関連して、本人や遺族から被爆に関する遺品の遺贈や原爆死没者としての登録に関する相談がよく寄せられるようになっています。
 東友会に被爆者の死亡報告があると、遺族の方に死亡の手続き書類や「葬祭料」の申請書類と合わせて、広島市と長崎市にある「国立原爆死没者追悼平和祈念館」への登録についてのご案内をお送りしています。

唯一の国立施設

 「国立原爆死没者追悼平和祈念館」は、「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」(1994〈平成6〉年12月成立)に基づき、「原子爆弾の惨禍に関する国民の理解を深め、その体験の後代の国民への継承を図り、及び原子爆弾による死没者に対する追悼の意を表す施設」として、2002(平成14)年8月広島、2003(平成15)年7月長崎に、国が設立したものです。
 「広島平和記念資料館」や「長崎原爆資料館」は、広島市や長崎市が設立・運営しているものなので、原爆関連の祈念館としては唯一の国立施設となります。
 両市の「追悼祈念館」では、原爆死没者の名前と写真を登録・永久保存しています。被爆者が書いた手記なども受け付けています。積極的に被爆者の証言をビデオに録画し、保存しています。
 同意が得られているものについては、手記やビデオを館内で公開し、訪れる全国・全世界の人が読んだり見たりできるようにしています。

申し込みの条件と方法

 「追悼祈念館」への原爆死没者登録や遺品の遺贈のためには、死没者の遺族からの申し込みが必要です。
 登録の対象となる「原爆死没者」は次の通りです。

  1. 原爆が投下された際、被爆地にて直接被爆した人
  2. 原爆投下後2週間以内に被爆地に入り被爆した人
  3. 被爆者の救護活動などで身体に放射能の影響を受けるような状況にあった人
  4. 被爆時に上記の胎児であった人

 いずれも、亡くなった時期、被爆者健康手帳の有無は問われません。
 申し込み手続きは、専用の申請書に必要事項を記入し、死没者の写真や肖像画(の写真)を同封して、祈念館に郵送または持参します。
 申し込みは、死没者の被爆地や申請者の住所に関係なく、どちらの「追悼祈念館」でも受け付けています。
 この申請書は東友会にもあります。ご連絡いただければお送りいたしますが、詳しいことは両祈念館にお問い合わせください。

民間の法人も

 日本被団協が呼びかけて2011年に設立された 「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」というNPO法人もあります。
 特徴は、被爆当日の体験記だけでなく、これまであまり収集・整理されてこなかった戦後の日本社会の中で被爆者が直面し、運動してきた戦後史的な部分にも光を当て、戦中・戦後を生きてきた被爆者の全体像を記憶・継承していく活動をしていることです。
 データ入力などの整理作業は、複数の大学の教員や学生のボランティアが協力し、活動に若い世代が参加しているのも特徴です。
 収集した手記・資料の保存と公開のため、「継承センター」(仮称)の設立・建設にも取り組んでいます。

問い合わせ先

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

〒730-0811 広島市中区中島町1番6号
電話 082-543-6271

国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館

〒852-8117 長崎市平野町7番8号
電話 095-814-0055

ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会

〒102-0085 東京都千代田区六番町15 プラザエフ6F
電話 03-5216-7757